学生時代、それなりにアルバイトをした。
コンビニ・カラオケ・短期バイト、色々やったが、ここはゲームセンターに絞って。
平成最初期、当時通っていたゲームセンターはメーカーの系列店ではなく個人経営のお店。
店長をはじめ従業員と話すことも多く、閉店後に誘われて食事に行ったりもした。
そのお店が募集にあたり「ここでアルバイトしないか?」と声をかけてくれたのがきっかけ。
これがゲーセンバイトの始まりだった。
当時のゲームセンターの中では比較的客層が穏やかなほうだったこともあり、ストレスなく続けられた。
半年後、隣町に別支店が開店することになり、そちらへ移る。
比較的駅から近いこのお店の目玉は「D3BOS」という回転筐体。
この手の筐体ではセガの「R360」が有名だが、このお店に置かれたのはタイトーの回転筐体だった。
これは「体感ゲーム」のように操作して遊ぶのではなく、ジェットコースターの着座視点画面とともに筐体がぐるぐる回る、疑似体験マシンのようなもの。
オーナーは「高額だったが期待できる」と意気軒昂だったが、このマシン、売上はサッパリだった。
これらの2店舗、合わせて1年働いたが、その後は主にメーカー系列のゲームセンターでアルバイトすることとなる。
その後、半年ほど間を空けて、再びゲームセンターでアルバイトを始めた。
求人誌で見つけた、商店街の一角にたたずむこの店は、メーカー系列ながら、開店から閉店までを店主(社員)とアルバイトの2名で回す小規模なゲーセン。
あの「多画面筐体のシューティング」で知られるメーカーだ。
メーカー直営とはいえ、他メーカーのゲームを置かないわけではない。
当時、インカムの主役はやはり対戦台。あの何とも言えない熱気が、懐かしい。
また、クレーンゲームも賑わいを見せていた。
この頃のクレーン機は(確か)現在のような確率方式ではなく、アームの強さによって獲得率を調整していた。
そしてかれこれ、市内の同系列店舗をはじめ、3年間で4店舗を渡り歩くこととなる。
仕事はといえば、エアロシティのレバー交換ができるほどには経験も積み、それなりに慣れたものだった。
駅前地下の小規模な店では、ひとりで開店業務を任されることもあった。
開店業務ではフロアの筐体電源を次々にONにしていくが、やはり記憶に残るのが「モーニング・ミュージック」。
コナミ筐体(バブルシステム基板)の起動時、カウントダウンの文字とともに、誰もいない店内に流れるメロディ。
あのPSGとSCCが織りなす、哀愁を帯びた独特の響き。それを生で聴けていたのは店員冥利でもあり、代えがたい思い出だ。
Today’s Album
Artist: ZUNTATA
Album: GROOVE COASTER ORIGINAL SOUND TRACK