雑記帳

マイ・コンピュータ・クロニクル

今でこそ、パソコンは仕事道具として当たり前のように使っている。
文章を書き、写真を処理し、デザインをし、たまに趣味のプログラムも書く。
だが、今の自分を形作った原点を振り返ると、そこにはいつも「相棒」と呼べるマシンたちがいた。

FM-NEW7

当時まだ小学生。
これが、パソコンとの出会いだった。

命令文を書けば、その通りに動く。
図を描いたり、文字を書いたり、音を鳴らしたり。今から思えば単純なものだが、それがとにかく斬新で面白く、すぐにハマった。漢字ROMカード、FM音源カードを追加し、楽しみはさらに広がった。

もちろんゲームもよく遊んだ。
Wizardry、ブラックオニキス、ドラゴンスレイヤー、ザナドゥ、ハイドライド2、ぐっちゃんばんく、MAGUS、寿司麻雀。
これらのタイトルは、今でも鮮明に覚えている。

そんな当時の、アナログで不確実な体験として記憶に刻まれているのが、雑誌付録のソノシートだ。
あの独特の機械音をカセットデッキで録音して読み込もうとするのだが、結局、うまくうまく読み込めたためしはなかった。
あれもまた、当時のパソコンらしい思い出のひとつだ。

FM77AV20EX

次に手にしたのが、FM77AV20EX。
ベーマガに掲載されたコードを打ち込んだりしながら、自然とプログラムを覚えていった。

そして、やはりゲームの思い出が大きい。
イース1・2、DAIVA、レイドック、少年マイクのひとり旅。
色々なゲームを遊んだが、結局ソーサリアンは移植されなかった。
それでも、サントラCDだけは買って、よく聴いていたことを覚えている。

レイドックでは、特定のICチップ型のオブジェクトを爆撃すると「6809」の文字が現れるという、何ともにくい隠し要素もあった。
PC-8801などZ80系が主流だったこの時代、6809系CPUを採用していたFM-7/FM77AV系には移植されないゲームも少なくなかったが、だからこそ、愛機を象徴するその数字に、特別な感慨を抱いたものである。

X68000 EXPERT

その次が、X68000 EXPERT。
パソコンというよりは、贅沢なゲーム機のような使い方をしていた。

グラディウス、スペースハリアー、ドラゴンスピリット、源平討魔伝、ポピュラス、サンダーフォースII、グラナダ。
アーケードゲームが家で動くこと自体に、かなりの衝撃があった。

この頃、MT-32+Q-80でDTMも始めた。
その後、PC-9821Cx2+SC-88Proの構成へ移っていく。

PC-9821Cx2

PC-9821Cx2には、Windows 3.1がプリインストールされていた。
さらにWindows 95もインストールできた。
これが、自分にとって最初のWindowsだった。

ゲームは、シムシティ、ルナティックドーン、ロードモナークくらいしか遊んだ覚えがない。
それよりも、この頃は草の根BBSにはまっていた。

まだインターネットが一般に普及する前の時代。
何か情報を求めていたわけではない。電話線を介して、自室から未知のコミュニティにつながる。その感覚自体がとにかく楽しかったのだ。

以来、WindowsとMacを合わせて10台以上のマシンを乗り継ぎ、現在の作業環境へと至っている。
振り返ってみると、パソコンとの付き合いはずいぶん長い。

これらの中で、今も手元に残っているのは「FM-NEW7」のみ。
MT-32とSC-88Proに至っては、大学卒業時の引っ越しの際、ゴミ置き場に置いてきてしまった。
ああ、全部とっておけばよかったなぁ。

Today’s Album
Artist: YMO
Album: Yellow Magic Orchestra (US)

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