雑記帳

クランプのピンが抜けた話

先日、商品撮影の最中に、カメラの脱落事故をやらかしそうになった。

幸い、落下には至らなかった。
ただ、一歩間違えればボディごと床に落としていた可能性もあり、かなり肝を冷やした。

運営している「CASSISBERRY」のブログでは、こうした失敗談や機材トラブルの話は少し書きづらい。
仕事用のサイトであまり不安を煽るような話をするのも違う気がするので、こちらに記しておく。

問題となったのは、SUNWAYFOTOの「DLC-60LX」というアルカ互換クランプ。
ノブとレバーの両方を備えたタイプで、ノブで幅を調整し、レバーで素早く着脱できる。ノブを使って通常のクランプのように締めることもできる。

便利といえば便利なのだが、いいとこ取りなのか、可動部が多くて中途半端なのか、正直なところよく分からない製品でもある。

普段は主にノブ式のクランプを使っており、レバー式で所持しているのはこの製品だけだった。
着脱が簡単なため、マンフロットの自由雲台に装着し、予備用としてそれなりに使っていた。ただし、あくまで予備なので使用頻度はそれほど高くない。

そして、事故は起こった。

撮影中、クランプからボディ(α7R III)を取り外そうとしてレバーを起こした瞬間、支点のピンが抜け落ちた。
長さ1cmほどの小さなピンで、それが外れたことでレバー部がそのまま分解してしまった。

一瞬、カメラが落ちかけた。
すんでのところでボディをつかみ直し、なんとか落下は免れたが、これには本当に参った。

その後、海外のサポート窓口に問い合わせたところ、「対策品を送るので送料だけ負担してほしい」との返答があった。
「対策品」という言葉には少し引っかかった。もしかすると、同様の事例があったのかもしれない。

とはいえ、部品は送ってもらえることになったので、そこはあまり深く考えないことにした。

後日届いた部品は、元の筒状のシンプルなピンではなく、表面にギザギザの加工が入ったローレットピンに変更されていた。
やはり元の設計では摩擦が足りず、振動や着脱の繰り返しで抜ける予見があったのだろう。
これを木槌で支点に打ち込み、ひとまず修理は完了。

落下事故にならなかったのは幸いだったが、機材の小さな部品ひとつで、ここまで肝を冷やすことになるとは思わなかった。

なんとも疲れる一日だった。

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